ミケです。
前回が前置きでした(笑)
わからなかった言葉もあったと思いますが、今回で解消してください。
インデックス投信、というより投信全般の手数料の話です。
手数料(2)
投信には通常3つの手数料がかかります。
販売手数料
金融機関が顧客に投信を販売する時、言い換えれば我々が購入する時にかかる手数料です。
当時、金融機関はアクティブ投信を顧客に買わせ、この販売手数料でボロ儲けしていました。
アクティブ投信とはインデックス投信と違い、ファンドマネージャー達が企業やマーケット等を分析し、ベンチマーク(株価指数)を越える運用を目指す投信です。
わかりやすくいえば、インデックス投信を越えたいと思っている投信です。
でも実績と目標は違いますよね?(笑)
で、顧客から見ればファンドマネージャー=投資のプロなわけですから、そんな人たちに稼いでもらうにはそれ相当のお金を払わなくちゃ、って思っちゃうみたいで。
3%以上の販売手数料が当たり前になっていました。
100万円買えば3万円も払わなければならないんですよ?
3万円以上儲かる保証もないのに…
今のアクティブ投信の販売手数料は若干低い2%ぐらいに落ち着いているんでしょうか。
インデックス投信はつみたてNISAの影響もあってほとんどが0円ですね。販売手数料がタダで購入できる投信をノーロードといいます。
信託報酬
インデックス投信でもアクティブ投信でも、選択の際に一番見なくてはならないのがこれです。
なぜなら、買って、保有している期間ずっと払い続けなければならない手数料だからです。
しかも、儲け(利益)に対してではなく、純資産にかかってくるのです。
ー信託報酬1.5%のアクティブ投信を100万円買って1年経過したら評価額が90万円に目減りしてしまいました。
というときにも、純資産90万円の中から信託報酬1.35万円がひかれてしまうのです。
販売手数料は買うときだけのものですから、長期保有していればダメージは希薄化しますが、信託報酬は違います。
少なくとも信託報酬に見合う収益を見込める投信を選ばなければなりません。
前回も話しましたが、インデックス投信は信託報酬が約0.1%のものから選べる環境になっております。
これぐらいだと運用コストとして許容できる範囲です。
信託財産留保額
投信を解約、つまり売る時にかかる手数料です。
ないものもありますが、あってもあまり気にしなくていいと思います。
ということで、投信の手数料の重要性をおわかりいただけましたか?