ミケです。
パタヤのプリティガールことGちゃんがワクチンを接種したそうです。
どこの?
「シノファーム」
!!!
やはりタイでは中国製のワクチンが主流か・・・
せめてアストラゼネカを接種してもらいたかった。
と思っていたら、1回目をシノファーム、2回目をアストラゼネカにして効果を高める策に転換したみたいですね。
効果があればいいんですけど。
今日新聞でバンコクでデモが起きていると知り驚きました。
元々アストラゼネカを使おうと思っていたけど、思ったように生産できずに中国製を大量購入して複合接種にした。
タイ政府の見通しの甘さとずさんさに怒った市民がデモを起こしているということなんですね。
聞くところによるとシノファームでも接種できたGちゃんは恵まれているらしい。
うーむ・・・

さて、Nとのファーストコンタクトである。
そもそも、Nの出勤は週2回のいわゆるレア出勤だった。
そんな彼女に週末の当日予約で会えるなど奇跡に近かった。
いつものようにボーイに名前を呼ばれ、階段の下へ連れていかれる。
「どうぞごゆっくり、いってらっしゃいませー!」
店中のスタッフの唱和を尻目に、踊り場にうずくまっている女性を見上げる。
そこに『白蛇抄』の小柳ルミ子も『五番町夕霧楼』の松坂麗子もいなかった。
悪ガキたちが勝手にクラスのかわいい子選手権を開催したとき、3番目か4番目に名前が挙がるような、そんな印象を受けた。
端的にいえば、クラスで一番輝いているアイドルではないけれど、一定数のファンはいる、といったところか。
彼女も北海道出身で、白桃のような白い肌の持ち主だった。
くせっ毛をひっつめて、糸のように細い目を更に細めて、こちらを見て微笑んでいる。
「はじめまして」
薄いくちびるから、明るい声がこぼれた。
かわいかった。
「今日は3階なの」
と残念そうな声で私の手を握ってくれる。
Nは私の手を引いて階段を昇り始めた。
2階につく前に腰を曲げ、辛そうに息を切らす。
「ひいひいこらこら…なんで…3階も…あるんでしょ…うか」
まだ2階だよ(笑)
今度は私が先に立ち、Nの手を引く。
がんばれがんばれ。
「ひいひい・・・」
わざとなのか天然なのか。
3階に着いたところで
「はぁはぁ・・・あの・・私の手、カエル手だけど大丈夫ですか?」
カエル手?
「すぐ汗かいちゃって。気持ち悪くないですか?」
そういえば握った手が湿っていた。
全然平気だよ。
会って数分で好きになりかけていた。
