ミケです。
中国も27日から集団旅行を禁止してコロナウィルスの拡大に努めるなんていいとこあんじゃん。
遅いけど…
やらないよりはいい。
でも10日の潜伏期間って結構取り逃がしてる気がします。
なんて思ってたらツアー客を乗せていたバス運転手が感染してしまいましたね…
やっぱり遅かった…(ノ-_-)ノ~┻━┻
近所にオリンピックを見込んでだかホテルができましたが、そこにも中国人が集まっているらしく、歩いていて中国語しか聞こえません(-_-;)
ガスマスクみたいなマスク着けたオッサンも見かけるし…
そんなもん着けてまで日本来るなよ!って言ってやりたいですね。
ところで、IRRの話が全然出てきませんね(-_-;)
スミマセン。
さて、そもそもNPV(正味現在価値)はなんで現価係数なんてもので割り戻す必要があるのか?
お金を使うときまで金庫の中に置いておくというのなら、価値は変わらず金額も変わりません。
しかし、企業や経済活動をしている家計はそんなもったいないことはしない、という考え方に基づいています。
つまり、どんなに僅かでもお金があったら稼いでもらおう、という前提なんです。
手元に100万円あって来年、家屋のリフォームを考えている。
といったとき、じゃあ1年間は利率のいい定期預金にでも入れておくか、となりますよね。
…まぁ、今の定期預金の利率なんて大手銀行で大体0.01%、頑張っている銀行で0.25%がいいとこです。
100万円預けたって手数料で利息なんか吹っ飛びますけどね。
それを(銀行でないところで)3%や5%の利回りで運用したと仮定して計算するわけです。
ここを将来と現在の価値は違うから、と簡単に説明しているテキストもあります。
で、久しぶりにNPVに戻りますが、NPVとはプロジェクトの測定方法、または比較方法ですね。
企業のプロジェクトに利息の説明ではちょっと違和感があります。
ですから、ここに登場する現価係数は資本コストと捉えます。
資本コストとは資本を維持するためのコスト、つまり株主が欲しがる配当金や株式の値上がり益です。
難しくいうと株主要求収益といいます。
実際に払っている配当金ではありません。
資本コストの求め方は資本構成等が絡んでくる話であり、明確な解答はありません。
なので、ここではその話は置いておきます。
ただ、株主は企業の信用度やプロジェクトのリスクが高いと、それだけ高い配当金も値上がり益を要求しますよね?
そういうものを係数として使っていると思ってください。
例えば、
資本コスト3%のA社と資本コスト5%のB社が、3年後に3億円の収益を出すには現在いくら必要か?
という問いに、現価係数を使って答えるとすると
3% | 5% | |
3年 | 0.9151 | 0.8638 |
A社
300,000千円×0.9151=274,530千円
B社
300,000千円×0.8638=259,140千円
一見B社の方が安くていいじゃんって思えますが、違います。
この計算は収益から3年間にかかったコストを差し引いた金額を示しています。
言い換えれば、3年後に上げた収益の3億円から資本コスト、つまり株主が要求する配当金等を差し引いて残った金額、ということになります。
利息の話と逆になってますね。
利息の話はどれだけ用意して、どれだけ利子をもらえるのか?というもの。
NPVの話は将来の収益からコストを払って残った金額はいくらか?というもの。
ちょっと長くなっちゃいました。
じゃまた。