小旅行(復路 3)

ミケです。

とーいさんにいただいた鍵。

油を差して一晩置いておいたら、見事復活していました。

あれって解錠すると真ん中が飛び出す仕組みになっているんですね。

で、閉めるときに飛び出したところを押して施錠完了。

なるほど。

本題―

標識が東京から都内の地名に変わる。

あれ・・・

普段聞いたことのある地名が矢印の先に並んでいるが、どちらが私の家に近いのかわからない。

停まってスマホを取り出す。

うーん・・・

交番が横断歩道の先に見えたが、防犯登録がとーいさんのままになっているのを思い出し、自己解決を目指す。

こんなところで疑いをかけられても困るのだ。

この道は真っ直ぐ行って、分岐してるところを右か。

よし。

足の動きが悪い。

バイクを跨ぐのも一苦労だ。

でももうこの地は東京なのだ。

がんばろう。

標識に私の知っている地名が出てきた。

やっとここまで・・・

もう、足がペダリングの範囲しか動かない。

川が見えてきた。

荒川だ。

最後の難関。

バイク・・自転車でこの川を渡るのは大変なのだ。

とにかく行ってみよう。

大きな道を反れ、川沿いに道を進む。

堤防と普通の道を繋ぐ坂がいくつも続き、心が折れそうになる。

ようやく平坦な道に出たと思うと、川から離れていく。

遊歩道だけが川に沿って続いている。

どうやら道を間違えたようだ。

大回りして一番近い橋へ戻る。

知っている道に辿り着くよりも、荒川を渡ってしまうことが先だということに気付いたのだ。

橋のほとりでバイクを降りると、足が悲鳴をあげた。

伸ばした足を曲げると腿がつった。

ここで?

まだ知らない道なのに・・・

しばらく立ったまま腿にマッサージを施す。

痛みが和らぎ、行けそうな感じを取り戻した。

もう一度マップを確認。

近い。

マップを頭に叩き込み、パンツァーフォー!(なんでや 笑)

くっ・・・!また太い道が・・・

停まらなければならないが、また腿がつりそうになる。

もう続けてペダリングもできず、1~2回回して惰性で進む。

それでも暗い道を進むとショッピングモールの大きな建物が見えてきた。

進んできた方向から考えると、私の愛車でよく来ていた所だが、見たこともない建物だった。

もしかしてこっちが正面?

構わず進むと、見慣れた一角が見えてきて、私の想像が正しかったことを証明した。

心底ホッとした。

あぁ、やっと・・・!

ここから10分・・・位だったな。

最後の力を振り絞る。

だが、あと数kmのところで信号に捕まり、足を着いた瞬間腿がつった。

ぐおぉ・・・

倒れ込むようにバイクを降りたが、もはや足を伸ばしても曲げてもつる状況。

おおぉぉ・・・!

我慢して座り、マッサージ。

やがて痛みは治まり、走行可能な状態に。

家に着く前に、パスタが食べたくなったのでその食材とコーラ(!)※を買いました。

※パスタはエネルギー補給食として有名ですが、炭水化物であればなんでもいいようですね。そして、前に摂るのがいいのであって後では・・・(笑) コーラもグランツールで有名な飲み物。要はそんな気分になっていたのです(笑)

レジ待ちがツラかった。

行く前は2時間ちょっととかナメたこと言ってましたが、4時間弱かかってしまいました。

しんどい(笑)

とーいさん。

ありがとうございました。

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小旅行(復路 2)

ミケです。

またしばらく行くと、今度は折り畳みのミニサイクル。

学校指定のジャージみたいなズボンを履いた青年が立ち漕ぎしている。

ミニサイクルにしてはスピードが出ているのと、ちょっと小太りだったのでダイエットかな?

もちろんこんなのに関わってはいられないので、さっさと躱す。

陽も大分傾いてきた頃、ようやく現れたロードバイク乗り2人。

装備も完璧な赤いウェアの兄ちゃんと、バイクは古いがきちんと整備はされていて、ハーフのカーゴパンツにメットではなくキャップのおっちゃん。

この赤い人は間違いなく早いです。

どぞどぞと道を譲る私(笑)

敵いっこありません。

トレイン組んできたのかしら?

それにしてはカッコが違いすぎる・・・

店の主人のおっちゃんが赤い人の調整後の調子を見てるとか?

おっちゃんはそんなラフな感じ。

50m位離れて後を付いていきましたが、交差点で赤い人は左へ曲がり、おっちゃんは手を振り、声をかけたようでした。

どういう関係だったのか。

おっちゃんの後を付いていき、おっちゃんは右へ。

それから単独行が続きます。

道が登っていき、遮音壁が見えてきた。

これは進んじゃいけない道だ。

とーいさんが横に下道があると言っていたっけ。

あれか。

細い道へと進む。

車止めがある。

なんの疑問も抱かず侵入。

しばらくは遮音壁と平行して道が続いていたが、やがて道だけが左に曲がり、川が見えてきた。

行きたい方向には歩行者専用道路の車止め。

逆方向にしか道はない。

どうやら道を間違ったようだ。

太い道に出てから、スマホを出して居場所を確認。

国道から大分外れている。

ここからは・・・

ここを真っ直ぐでいいのか。

じきに国道の標識が見え、無事合流。

すでに黄昏時だ。

半分位きたのだろうか?

足が疲れてきて、信号機で停まるのが億劫になってきた。

ギアを入れる腕もパンパンになってきている。

そういえば、信号機間の距離もかなり狭まっている。

無心で回していると、東京まで20㎞の標識。

もう陽は沈み、スピードを出すのが怖い。

車列の灯りが頼りだ。

そこに一台、私と同じようなスタイルのロードバイク乗りが出現。

多分あちらの方が性能は上だがヴィンディングではない。

お供させてもらおう。

スリップストリームには入れなかったが(迷惑行為だからやめましょう)、彼をペースメーカーとして後を付いていく。

大分楽ができた。

そうして彼もどこかへ行ってしまった。

ふと気付くと標識が都内の地名に変わっていた。

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小旅行(復路 1)

ミケです。

結構長くなってしまったので分けます(笑)

すみません。

とーいさんとは一度お話ししてみたいと思っていました。

それがこんな形で実現するとは。

読者がいるのかいないのかわからない、こんなブログでもやっていてよかったな、と思いました。

勝手にとーいさんは自転車を引いていらっしゃると思った私。

まさか、お車に乗せていただけるとは!

BMWってあれが標準装備?

本当にコックピットという感じでカッコよかったわぁo(^o^)o

駅の近所のファミレスでしばしの歓談。

・・・と思ったら2時間を経過しておりました。

ご迷惑かなぁと思いつつ、締めの言葉が言えず、結局とーいさんに促されてしまいました。

ダメだな、私。

そんなんで、とーいさんのお宅までドライブ。

男子だったらこんなコックピットに憧れるよなぁ・・とか思いながら。

ご自宅前でキャデラックのチャリとご対面。

おぉ!!

黒塗りの車体に金色のパーツがシャープでカッコいい。

お乗りになっていないとお聞きしていたものの、街乗りにするには十分です。

新調したヘルメットとグローブを付け、いよいよ発車。

おぉ!!

軽い!!

これはいいものです。

国道まで伴走していただけるということで、お言葉に甘えます。

どんなにゆっくり走ってもそこはBMW、すぐに離されてしまいます(汗)

200m位離されたところでとーいさんが停車。

降りて待ってて下さる。

トップギアに入れる・・・

ぐっ・・・!

ディレイラーがうまく動かない。

こういうことか。

まぁ何回か入れれば入るので、騙しだまし使っていくしかないか・・・

明日調整だな、などと思いながらとーいさんに追い付きます。

おお!!

ブレーキもよく効く。

ここからの道をざっと教えていただきます。

本当にありがとうございました。

さぁ、ここからが本番だ。

ほぼトップスピードで走っているつもりだが、下ハン※が欲しくなるほどではないから、本調子ではないようだ。

ブランクが響いているのであろう。

※下ハンドル。ドロップハンドルの下側のハンドル。とーいさんにいただいた自転車はT字ハンドルだから下ハンはない。

それにしても信号機の間の距離が長い・・・

こんなに堪えるものだったか。

しかし、風を切って走っているせいか、汗はそんなにかいていない。

10分ほど走ったところにコンビニがあったので、水を購入しようと自転車を停める。

とーいさんにもらった鍵・・・

あれ?外れてる。

鍵を回してみると半分しか回らない。

うーん・・・ベアリングが固まっちゃってるみたいだ。

油差したらまわるかな?

というわけで、簡単な方は使えずサドルの下にあった、なが~いワイヤーキーを使うことにしました。

うーん・・・

買わないとダメかな。

水を買って、リスタート。

しばらく進むと、女性ロードバイク乗りが独りで走っています。

メット、グローブ、ウェアからヴィンディングまでしっかり装備してらっしゃる。

巡航速度で追い付いたものの、抜くには勇気がいる。

完璧な装備のロードバイク乗りは女性といえどバカにできない。

まして間に合わせで買ったグローブとメット以外、ほぼ街乗りスタイルの私。

抜いて、彼女の闘争心を煽りでもしたら・・・

しばらく後ろに付いて様子を見る。

遅い。

よく見ると、回しては休み、回しては休みを繰り返している。

かなり疲れているな。もうひとっ走りしてきたところか

そう思って抜くことにしました。

失礼。

先を急がねば。

まだ四分の一も進んでいない。

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小旅行(往路)

ミケです。

先週、国民民主党の政策発表がありました。

内容は酷いものでした。

『積極財政に転換』といいつつ、10万円給付で国庫を無駄に枯渇させるという。

10万円もらったところで貧乏からは抜け出せません。

『給料が上がる経済を実現』と、お?っと思って内容を見てみると、また国庫を疲弊させるだけのもの。

ベーシックインカムなんて不正受給者が増えるだけだし、今の日本にはいらんと思う。

中小企業の最低賃金を引き上げ?

なにいっとんじゃ・・・

それよりも先に、無駄としか言えない大企業の留保利益を使って賃金を払うような政策にしてもらわないと。

上(大企業)がちゃんと落としてくれれば、下も潤うんじゃ。

なに大企業の経営者に媚売ってんの?

また中小企業いじめ?

ダメだな、この政党。論点がアホすぎる。 

で、小旅行。

とーいさんに自転車を頂けるということで。

私が住んでいる所から電車で1時間半。

帰りは頂いた自転車に乗って帰ってくるから、道を知っていれば2時間ちょっとかな?

道を知っていれば・・・

上京してもう20数年経ちますが、ほとんどが電車移動。

まさか自転車で知らない街をこれだけの長距離移動するとは思ってもいませんでした。

無事帰ってこれるのか(汗)

学生の頃は結構やっていましたが、いずれも田舎道で東京のように入り組んではいませんでした。

そして、多分最高移動距離になります。

不安しかないf(^_^;

と、心情を吐き出していると、電車が空になっていく。

おや?

NAVITIMEではこのままとーいさんの指定された駅まで行くはず・・・

あれ?

この駅には駅名標もない・・・

ここはタイか?(笑)

タイの駅も不親切で表示がなく困ったことを思い出しました。

自分がどこで降りたのかわからない・・・

しょうがなくホームを下り、コンコースへ。

ここでもなかなか見つけられない。

振り向くと階段に行きたい駅の名前があったので、取り敢えず上り直す。

しばらく待ったが右も左も戻る方向の電車しか来ない。

うーん・・・

と、向かいのホームに停まっている電車を発見。

あっちか?もしかして・・・

スマホを片手に急いで駆け降り、また駆け上る。

またもやどこ行きの電車か表示していない。

駅員はいるが、アナウンス中で邪魔はできない。

結局その電車は見送り、大分離れた所に電光掲示板を見つけ、行き先と次の発車時刻を確認。

・・・

なに?!

15分後?!

いくら休日とはいえ、15分も待つとは・・・

とーいさんにお知らせしておいた時間も大きくずれ込んでいます。

果たして30分以上の遅刻で到着しました(汗)

ロータリーへ出ると、なんとまぁ爽やかな青空。

サイクリングには持ってこいの天気。

見回すと白いBMWが停まっており、そのドアを入念に磨いている男性がいらっしゃいました。

遮るものもなく、周りに人もいなかったので、すぐに気付くと思って近付きました。

すると普通に声をかけるまで気付かれませんでした(笑)

ミケです。

「あっ、どーも、もう着いたんですか?」

よほど没頭されていたようで。

この後、こちらの希望でおしゃべりタイムを設けていただきました。

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N(4)

ミケです。

しばしNの胸に見とれていると、

「イヒッ」

とNは奇妙な擬音語を発し、笑いながら顔を下にずらした。

私の乳首を舐め出す。

はぁ・・・

気持ちいい。

半勃ちだったものが完全に硬直し、Nのお腹をつついていた。

「んふふ」

意地悪そうに笑うと

「さっきからお腹に当たってるものはな~に?」

と聞いてきた。

はは・・

笑うしかなかった。

Nはタオルでできたテントを剥ぎ取ると

「わぁおっきいねぇ」

と予想とあまり違わない反応が返ってきた。

ここまで同じようなリアクションが続くと、自分の持ち物が大きいと自覚せざるを得ない。

私は横になり、Nは私の開いた足の間に座り込む。

そして私の不遜な持ち物をNの小さい口が咥える。

Nの口内は温かく、ゆっくりと上下に動き始めた。

はぁぁ・・・

思わずため息が出る。

そのゆっくりとした反復運動は徐々に私の持ち物を唾液まみれにしていった。

Nの薄いくちびると少しざらっとした舌の感触、そして口の中の温かさが三位一体となって攻め立てる。

それにNの唾液がローションの代わりを果たし、滑りを良くする。

堪らなく気持ちよかった。

Nは時折、根元まで呑み込んだ。

えもいわれぬ快感だった。

Nのくちびるが纏わりつき、吹きかけられる熱い吐息と、根元の裏側にあたる舌の感触。

今までに味わったことのない気持ちよさだった。

Nの頭を押さえ付け、私のリズムでバウンドさせたい衝動に駆られた。

だが、Nの瞳に涙があふれそうになっているのに気付き、そんなことはできなかった。

Nの頭に優しく手を置き、股間を這いずり回る快感に身を委ねた。

永遠に続いてほしいと願うもののそれは叶わず、Nは顔を上げた。

少しむせて、自分の涎と涙を拭きながら、きれいに笑った。

「気持ちよかった?」

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N(3)

ミケです。

すごいですね。

原因がわかっていてながら、自分達の利益のためならなんでもやっちゃう飲食店。

もう辺りの目なんか関係なく、20時を過ぎても道にテーブル並べて酒出してる店もあります。

こんなんで収束なんかできるわけがありません。

制裁が甘いんじゃないの?と思います。

30万円にしても25万円にしても安すぎますよね。

1ヵ月で割ったら1万円ですもん。

だったら営業した方がいいってなりますよ。

特に中国人なんてモラルや倫理よりも金を行動基準に置く人種。

もう1日30万円でいいと思います。

ただし、前からいっているように、協力店に対してはもっと厚く手当てしてほしいです。

そして、酒と関係のない店には営業の緩和を。

また早くも行動制限がどうの言ってますけど。

現実と乖離しすぎなんじゃ?

ワクチン接種すれば終わりってもんじゃない気がします。

なんでそんなに体力ないの?(笑)

個室のドアを抜け、靴を脱ぎ部屋に上がり込む。

「えぇ~?でもバレーはやってるんですよ~」

と言いつつNは後ろ手にドアを閉め

「Nです。今日はよろしくお願いします。」

と微笑んで頭を下げた。

こちらこそ。

着ていた服を脱ぎ、Nに預けると丁寧に畳んでかごに入れていく。

半裸になったところで、ベッドに腰掛ける。

ここら辺はもうお決まりの流れだ。

ズボンを脱がせてもらって、腰にバスタオルを掛けて、パンツを脱がせてもらう。

もうここでフライング勃起することはなくなった。

今度はNがワンピースを脱ぐ。

白い。

顔と露出した手足から予想はしていたが、実際に見るとため息が出た。

痩せているという印象は薄かったが、決して太っているわけではなかった。

ふっくらと柔らかそうな肌。

そして、豊かな胸。

巨乳には大して興味がない私。

過去にもあまり胸の大きな女性は記憶にない。

女性らしいところが膨らんでいる。

それはそれでとてもいい気がしてきた。

Nは下着を付けたまま、私の前に膝立ちで座った。

こういう演出は好きだ。

どちらが求めたか、一瞬見つめ合ってキス。

しばらくくちびるを重ね、私の手はNの背中に回る。

ホックが三連。

これが難しいのだ。

2個までは一気に外れても、どうしても1個は残ってしまう。

その1個も外し、肩紐を外す。

「わ、片手で外した。上手~」

お世辞だか、からかってるのかわからなかったが、ブラジャーを腕から抜いた。

見事な胸だった。

表面は血管がうっすら透けて見え、乳首はピンクで上向きに立っていた。

D?

思わず頬が弛んで、そう聞いてしまった。

「Dもないです。Cです」

照れて笑う顔がかわいい。

それにしても・・・

大きい。

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N(2)

ミケです。

パタヤのプリティガールことGちゃんがワクチンを接種したそうです。

どこの?

「シノファーム」

!!!

やはりタイでは中国製のワクチンが主流か・・・

せめてアストラゼネカを接種してもらいたかった。

と思っていたら、1回目をシノファーム、2回目をアストラゼネカにして効果を高める策に転換したみたいですね。

効果があればいいんですけど。

今日新聞でバンコクでデモが起きていると知り驚きました。

元々アストラゼネカを使おうと思っていたけど、思ったように生産できずに中国製を大量購入して複合接種にした。

タイ政府の見通しの甘さとずさんさに怒った市民がデモを起こしているということなんですね。

聞くところによるとシノファームでも接種できたGちゃんは恵まれているらしい。

うーむ・・・

さて、Nとのファーストコンタクトである。

そもそも、Nの出勤は週2回のいわゆるレア出勤だった。

そんな彼女に週末の当日予約で会えるなど奇跡に近かった。

いつものようにボーイに名前を呼ばれ、階段の下へ連れていかれる。

「どうぞごゆっくり、いってらっしゃいませー!」

店中のスタッフの唱和を尻目に、踊り場にうずくまっている女性を見上げる。

そこに『白蛇抄』の小柳ルミ子も『五番町夕霧楼』の松坂麗子もいなかった。

悪ガキたちが勝手にクラスのかわいい子選手権を開催したとき、3番目か4番目に名前が挙がるような、そんな印象を受けた。

端的にいえば、クラスで一番輝いているアイドルではないけれど、一定数のファンはいる、といったところか。

彼女も北海道出身で、白桃のような白い肌の持ち主だった。

くせっ毛をひっつめて、糸のように細い目を更に細めて、こちらを見て微笑んでいる。

「はじめまして」

薄いくちびるから、明るい声がこぼれた。

かわいかった。

「今日は3階なの」

と残念そうな声で私の手を握ってくれる。

Nは私の手を引いて階段を昇り始めた。

2階につく前に腰を曲げ、辛そうに息を切らす。

「ひいひいこらこら…なんで…3階も…あるんでしょ…うか」

まだ2階だよ(笑)

今度は私が先に立ち、Nの手を引く。

がんばれがんばれ。

「ひいひい・・・」

わざとなのか天然なのか。

3階に着いたところで

「はぁはぁ・・・あの・・私の手、カエル手だけど大丈夫ですか?」

カエル手?

「すぐ汗かいちゃって。気持ち悪くないですか?」

そういえば握った手が湿っていた。

全然平気だよ。

会って数分で好きになりかけていた。

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パラ

ミケです。

オリンピックも録に見てない私ですが。

今日の甲子園決勝戦

智弁和歌山 対 智弁学園

を半強制的に見ることになりました。

高校野球なんてまともに1イニングも見たことがありません。

今年の甲子園はテレビ朝日で毎年放送している『熱闘甲子園』を、覚えている時は見るようにしました。

理由は・・・

一つしかないじゃないですか。

オキニとの話題がこればっかりなんです(笑)

最後には振られるんだから、こんなムダなことをしても・・・

って思うんですけどね。

甲子園の話をする時のオキニの嬉しそうな顔がたまらなくて。

おまけに私の好きなロードレースにも興味を示してくれて。

じゃあこっちもがんばらなきゃってなりますよね。

ちょっとうとうとしながら(だめやろ笑)、閉会式まで見ました。

智弁和歌山、私が知ってるくらいだから強かったですね。

校歌からすると奈良が本校なんですかね?

でも21年ぶりの優勝なんですね。

やっぱり、強豪とはいっても熾烈な戦いがあるんだなと。

『バトルスタディーズ』とか『メジャー』みたいな世界なのかな?とか考えたりしました。

で、そのままテレビを見ているとパラリンピックの水泳の中継が始まって。

こっちの方が興味を持って見てました(笑)

今はコロナや試験勉強で休会しておりますが、2年前はジムに通っておりました。

メインはバイクと水泳でした。

今日の中継を見て、

あぁもしかしたら私もこの舞台に立てたかもしれない

と思ってしまいました。

途方もない夢だ、と笑う人がほとんどでしょう。

でも、私の周りには健常者しかおらず、自分が障がい者のなかで速いのか遅いのかわからないんです。

競技は障がいの程度でわけられていますが、それは同じ障がいを意味するものではありません。

いろいろな障がいを持った人が一堂に会して一つの競技をするわけです。

そこで競うものはもちろんメダルという見方もあります。

しかし、健常者が行う競技と違って、競技者が皆同じ条件とはいかないのです。

同じ障がいでない以上、同じ組でも有利不利は出てきます。

そこで私が見たものは、メダルを取れなくても自己ベストが出て喜んでいる選手がいたことです。

そこでは自己記録、つまり己れとの戦いが如実に現れてくると思いました。

こんなところでそれが披露できたらどんなに誇り高いだろうと思いました。

ちょっと馬鹿馬鹿しいとは思いましたが、年齢制限を調べてみました。

・・・上限はないみたいですね。

挑戦してみようかな(笑)

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N(1)

ミケです。

今回からまた私の数少ない女性経験を書いていこうと思います。

性懲りもなくフーゾクなんですが(笑)

ユカリとの訣別から何人かのオキニと呼べる女性と出会い、楽しくツラい時を過ごしました。

この頃は性欲も旺盛で、オキニがなんらかの理由で当欠(当日欠勤)になっても下半身は

「はい、そうですか」

と大人しく引き下がるわけもなく。

女体を求め、猛り狂うわけです。

そんなときのために、2~3人のオキニを確保しておきました。

え?一人の女性を愛すんじゃなかったのかって?

確かに過去の記事でそう言ってますね→色道

しかし、私のなかの良心(?)は

「フーゾクは遊ぶところで本気になってはいけない。

第一、お前みたいな障がい者、相手にしてもらえるわけないだろ」

と言っているのです。

だから、気持ちにストッパーをかけるためにも、2~3人に分散させた方がいいのです。

切ないですが、そう割り切る必要があるのです。

そして、この日はちょうど予約していた子は当欠、残りのオキニも売り切れになっていました。

週末の利用とこうなることも多いですね。

サラリーマンですからツラいところです。

しょうがなく空いている子を聞いてみることにしました。

あまり電話には出ない声の主は

「最近入って、いいなぁって思った子います?」

聞いたことのない質問に戸惑いながらも、この店のオキニの名を告げます。

「それだったらNがいいかなぁ

もちろん顔がそっくりだとかじゃないんだけど、感じが似てる気がします」

この人ってあの人だよなぁ、と声の主を想像します。

内部情報にも多少詳しくなった私。

声の主はこの店の有名なトップです。

信じてみるか。

じゃ、Nさんお願いします。

こうして、Nとの一方的な恋が始まるのです。

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地に堕ちた『豫園』(2)

ミケです。

前回の料理人が厨房で痰を吐く話ですが。

中国では普通かもしれませんが、ここは日本です。

そんなことをすれば客が寄って来ません。

普通ならば。

オーナー夫婦も今の店長夫婦も料理人も中国人という、まぁそんなに珍しくもない組み合わせからか、いつ行っても外国人(大陸系・半島系)客が多い(日本人と一緒という団体も多い)。

そして安くてゆったりできるんです。

綾瀬駅前という立地も影響してるんでしょう。

そんなんで、料理人の非常識と店長の弛さを受け入れる地盤は整っているわけです。

オーナーが奥に引っ込んでから、というより味が落ちてから上客はいなくなったと思います。

羽振りのいい声の大きいお兄さんやオーナーと仲のよかったご夫婦たちはパッタリと見なくなりました。

私も味がよく、ゆったりできる食堂が他にあったらそっちに行きたいですもん。

隣に『みなみ』という中華料理店もありますが、狭いんですよね。

もちろん今の料理人よりはうまいですが、店長と比べると・・・

普通の中華料理店になってしまいます。

あとは店長の奥さんというのも強敵で。

オーナーの甘じょっぱくて美味しかったザーサイも奥さんが嫌いということで、奥さんの好きなしょっぱいだけのザーサイに変わりました。

日本人には甘じょっぱい味付けが合うと思います。

ここでも店長の侠気が感じられません。

それとちょっとメニューにだぶ付きも見られます。

誰がいつ注文するかわからない、外注の北京ダックや刀削麺。

これメニューに入れたのも奥さんだろうなぁ。

外注で残念なのは餃子。

オーナーがいた頃はちゃんと作っていて、本当に美味しかったのですが。

今の店長には裏切られっぱなしですね。

今度はどこ行こうかなぁ

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