パワーハラスメント(3)

本部勤務

ミケです。

長かったイジメの毎日から解放され、本部のとある部署へと流れ着いた私。

あとから知りますが、

ここはセールス方法に問題があって実際に法令に抵触したり、

社内規定に触ったりした人間の更正を目指す部署でもありました。

管理部門なのですが、

各セクションに少数の罪人を置き下働きとして労働させていました。

その罪人の中に私も含まれていたのです。

しかし、普通に働くことができたので、そこで何の疑問も抱かず数年を過ごしてしまいました。

一年毎の査定もよくはないものの、僅かながら昇給はしていたので我慢もできました。

そして、その部署で3年目にして初めて、昇進もしました。

でも、それまで一番下の、新入社員と同じ階層にいたんですよね…

普通の倍はかかってます。

それでも、まぁしょうがないか、と

支店を回る人間のために資料を作ったり、

モニタリングをして全支店の総務課長とかけあったりして、

そこそこ充実した毎日を送っていました。

ところがある時、部長から

お前のような奴を会社に入れる事自体間違っていた。

ここにいるより、田舎に帰った方が身のためだぞ。

と言われ、唖然としました。

今の境遇を考えれば、あながち間違っていたとは言えず、

悔しいの一言ですが。

部長の話を最後まで聞いていると、身体障害者が自分の会社にいること自体が許せないようでした。

そんなこともありましたが、我慢して働き続けました。

そして、そこで5年費やし、やっと辞令が出ました。

少し収益性のある所へ移してやる。

そこでどれだけやれるか見ててやる。

それが部長の最後の言葉でした。


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投稿者: mikenojo

♂貧乏サラリーマン。 身体障がい者。