ミケです。
コロナに関して、いつかは収まるだろうと楽観はしておりますが、景気後退は困りますね。
昨日の日経新聞では、33人のエコノミストのうち9割が景気は後退している、と答えたとありました。
また、近々発表する月例経済報告では「回復」という文言は使えない状況まで来ているといいます。
確かにもうそんな感じですね…
通勤電車の中吊り広告では、その状況を見てか政府の責任といい、もっと緩和政策を、と煽っています。
…うーん、それはちょっと違うんじゃないかなぁ、と思います。
日本の大企業の経営者たちが先陣斬って社会にお金を流し、
ーもっと具体的に言えば従業員の給料を上げ、明るい未来を見せていればー
同じ局面でももうちょっと違った風景になったでしょう。
トップが自分の繁栄と保身しか考えられないと、脆弱な社会しか築けません。
そして、ちょっとしたショックにも耐えられず吹き飛んでしまいます。
こんなこと子供でもわかりそうなことなのに…
愚かなことです。
さて。お題目です。
私が来る前のこの部署は、それなりの士業の先生が取り仕切っていたそうです。
ところがその先生がいなくなり、知識と経験を備えている人間が非管理職のCFP1人だけになってしまったのです。
CFPというのはファイナンシャルプランナーの中でも相当勉強している部類の資格です。
が、税理士法で定められた税務相談はできません。
ですから、同じCFPの資格を持つ私に偉そうに出来るのは、ほんの少し先にこの部署に入って蓄積した経験の分だけです。
確かに税金や相続については細かいところまで知っていました。
そんなこと言っても営業員はわかんねぇよ、ってことをブチブチとうるさく言うのです。
CFPの税金の試験には税理士の試験よりも難しい問題がある、なんて言われることもありますが、そんなものできてもしょうがないのです。
税務相談なんてできないのですから。
それを解いて、悦に浸っているのが彼だったのです。
他の知識ー金融、保険、不動産等についてはあまりパッとしませんでしたね。
それでも彼が生き残れたのはこの部署の特殊性だったのでしょう。