ミケです。
本当に。
経営陣のみなさま。
何を目的に内部留保を溜め込んでいるんですか?
内部留保とはこれまで企業が稼いだ利益で税金や配当金などを差し引いた累計です。
これは現金や預金を指す言葉ではありませんが、
日本の企業では現金や預金も膨れ上がっています。
リーマンショックのようなリスクに備えるため?
バカ言っちゃいけません。
同じ市場に換算するとアメリカより溜め込んでいることになるそうです。
アメリカも将来のリスクに備えて物凄く厳しい規制が敷かれています。
そのアメリカより何故溜め込む必要がありますか?
逆に日本政府は増加する内部留保を切り崩すよう促すような税制改正を決めました。
政府も困ってるんです。
賃金も上げずに、設備投資にも使わずに、
内部留保を使い道もなくただ溜め込んでいる企業に。
いったい日本企業の経営者はどこを見て、何を語りながら仕事をしているんでしょうか?
多分何も考えていません。
外国人投資家の目を気にしてROE(自己資本利益率)を上げた時期もありましたが、
この頃はまた1桁台に戻ってきたみたいですし…
ROEとはいかに効率的に利益を上げたか、という指標です。
内部留保はこの指標にとっては削るべき項目です。
ただコストカットしているより、よっぽど頭を使います。
頭使うのやめちゃったんですね。
コストカットは劇薬です。
危機的状況を脱したら使用をやめなければいけません。
それがなかなか難しいんですね。
コストカットに成功してしまうと、
まして働き方改革なんてものが残業に否定的な内容だと、
コストカットが正義だと思い込んでしまうのでしょう。
本当は新たな付加価値を創造し、
賃金を上げ、
設備投資にお金を使わなければならないときに。
海外からバカにされても仕方ありませんね。