ユカリ(14)

ミケです。

訂正です。

『転スラ日記』

面白いです。

第1回が起伏がなく

「えっ!?これで終わり?」

っていうものでしたので。

あれからどのくらい経ったのであろうか。

店に行ったのかさえ記憶に定かでない。

ある日、ユカリから電話がかかってきて、いきなり10万円貸してほしいと言い出した。

金の貸し借りの相談を受けるなど、私の人生では前代未聞のことだった。

只でさえユカリの店に行くために、節約に節約を重ねなければいけない状態であった。

更に10万・・・

これを捻出するためには、なけなしの貯蓄を切り崩すしかなかった。

これは大学の卒業の時に成績優秀者に送られたものだ。

くだらない大学だったが、唯一自分の力で奪い返した金である。

出したのは親であるが。

当時から手付かずで、減りもしなかったが、増えてもいなかった。

この金を切り崩すのは抵抗があった。

返ってくるのだろうか?

即答はできなかった。

結局、何時間か後に貸すことに決め、三ノ輪のカラオケボックスで会うことにした。

カラオケボックスにはユカリが先に来ていた。

歌も歌わずメニューを見ながら足を広げてソファーに座っていた。

この日は店で着るような、薄くてヒラヒラしたワンピースだったので、不思議とだらしなくは見えなかった。

横に座った。

何も頼んでいなかったようなので、ドリンクだけ頼んだ。

さて・・・

借用書を書かせる準備をしていった。

誰かが

“金を貸す時はあげるつもりでやれ”

と言っていたが当時の私にはこの警告は響いていなかった。

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投稿者: mikenojo

♂貧乏サラリーマン。 身体障がい者。

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