ユカリ(19)

ミケです。

体を流し終わり、テレビを見ているユカリに交代を促す。

「ひゃーおっかし~!あっはっはっ」

手を叩いて笑いながら、ベッドから立ち上がりこちらに向かってくる。

「じゃちょっと待っててね」

当時SMAPに興味がなかった私はチャンネルを替えて違う番組を見ていた。

しばらくしてシャワールームから出てきたユカリに、さっきの続きがどうなったか聞かれた。

「え~っ!?なんで見てないの~?面白かったのにー!」

・・・いや、ごめん

「もー!」

と言ってほっぺたを膨らませ、体に巻いていたバスタオルを取り、ベッドに潜り込む。

私も慌てて、腰に巻いていたバスタオルを取りユカリの隣に添い寝する。

しばし見つめ合い、ユカリがニコッと微笑む。

戦闘開始の合図だ。

黙って口を寄せ、ユカリの唇に触れる。

するとユカリが唇で軽く私の唇を挟む。

私も挟み返す。

しばらくその甘い応酬が続く。

いきなり舌を入れるより数倍気持ちいい。

それが徐々に唇を離したり、また求めるようにくっついたりして、啄むようなキスに変わる。

ユカリとこんな時間が過ごせるなんて最高だ。

当時はそう思っていた。

そして、唇から首、胸へと愛撫していった。

その時、ユカリが

「もっと強く揉んで」

と要求してきた。

ユカリがこんな要求をしてくるなんて初めてのことだ。

ちょっと力を入れると

「もっと!もっと強く!揉みしだいて!」

更に力を入れたが、これ以上は「揉む」というより「潰す」若しくは「つねる」になってしまいそうで、出来なかった。

ユカリは不満げに

「じゃあ足、舐めてくれる?」

と言った。

ももから膝まではいつも舐めていたが、爪先まではまだ未体験だった。

片足ずつウエストの横から舐め始める。

「ふふっ」

くすぐったい?

「気持ちいい」

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投稿者: mikenojo

♂貧乏サラリーマン。 身体障がい者。