ユカリ(21)

ミケです。

いつものように舌と指を駆使して蕾を攻める。

いつかユカリにシャワーで体を洗ってもらっているとき、指先をまじまじと見られたことがある。

え?なに?

「ううん、いつも気持ちよくしてくれる指ってどんなんだろうなぁって。アハハ」

そんなに珍しい?ちゃんと爪は切ってあるでしょ?

「そうだね。いつもありがとね」

私の手に頭を下げてお礼をするユカリ。

―そんなことを思い出しながら

豆を舐めながら、中を指先で軽く叩く要領で刺激したり、筋をなぞったりしてユカリの反応を楽しんだ。

しかし、ユカリは”逝かない”女性だった。

私は4年経ったこの時でもまだGスポットの位置はわからなかった。

ユカリは感じてはくれるが、反応の強弱が薄かった。

1回、接客時に聞いてみたこともあったが、ユカリも

「うーん、私もわかんないよ。

でも、ミケさんの指は気持ちいいところをちゃんとわかってくれてるよ」

というだけだった。

今回も”逝く”気配が感じられなかったので、ほどほどのところで切り上げ、挿入した。

ユカリは挿れた後、自分で腰を左右に揺らす癖があった。

これが何を意味するのか。

―自分が気持ちいいのか、男を早く逝かせるためにやっているのか。

不明だった。

その効果のおかげか私が早いだけだったのか、長くは持たず無事発射。

余韻の後、私は再度聞いてみた。

ゆかりちゃんって他の客でも逝ったことないの?

「客・・・っていうか男相手に逝くって信じられないんだよねぇ」

続けて

「腰をガクガクさせるとかビクンビクンさせるとか、ほんとあれは演技だと思うよ」

だそうだ。

私はその真偽を判断するにはまだ女性の経験が浅かった。

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投稿者: mikenojo

♂貧乏サラリーマン。 身体障がい者。