ミケです。

いつものように舌と指を駆使して蕾を攻める。
いつかユカリにシャワーで体を洗ってもらっているとき、指先をまじまじと見られたことがある。
え?なに?
「ううん、いつも気持ちよくしてくれる指ってどんなんだろうなぁって。アハハ」
そんなに珍しい?ちゃんと爪は切ってあるでしょ?
「そうだね。いつもありがとね」
私の手に頭を下げてお礼をするユカリ。
―そんなことを思い出しながら
豆を舐めながら、中を指先で軽く叩く要領で刺激したり、筋をなぞったりしてユカリの反応を楽しんだ。
しかし、ユカリは”逝かない”女性だった。
私は4年経ったこの時でもまだGスポットの位置はわからなかった。
ユカリは感じてはくれるが、反応の強弱が薄かった。
1回、接客時に聞いてみたこともあったが、ユカリも
「うーん、私もわかんないよ。
でも、ミケさんの指は気持ちいいところをちゃんとわかってくれてるよ」
というだけだった。
今回も”逝く”気配が感じられなかったので、ほどほどのところで切り上げ、挿入した。
ユカリは挿れた後、自分で腰を左右に揺らす癖があった。
これが何を意味するのか。
―自分が気持ちいいのか、男を早く逝かせるためにやっているのか。
不明だった。
その効果のおかげか私が早いだけだったのか、長くは持たず無事発射。
余韻の後、私は再度聞いてみた。
ゆかりちゃんって他の客でも逝ったことないの?
「客・・・っていうか男相手に逝くって信じられないんだよねぇ」
続けて
「腰をガクガクさせるとかビクンビクンさせるとか、ほんとあれは演技だと思うよ」
だそうだ。
私はその真偽を判断するにはまだ女性の経験が浅かった。
